東京東RC から輩出した歴代パストガバナー

年度 地区名 氏名
1964~65年度 第358地区ガバナー 神 守 源一郎
1969~70年度 第358地区ガバナー 佐々木  秀一
1974~75年度 第358地区ガバナー 佐 藤 千 壽
1988~89年度 第258地区ガバナー 川 口 隆 三
2001~02年度 第2580地区ガバナー 牧 野 昭次郎
2005~06年度 第2580地区ガバナー 古 宮 誠 一

東京東RC から輩出した元ガバナー補佐(元分区代理)

年度 地区名 氏名
1965~66年度 第4分区代理 佐々木  秀一
1969~70年度 第4分区代理 佐 藤 千 壽
1977~78年度 第4分区代理 川 口 隆 三
1982~83年度 東分区代理 田 辺 恒 貞
1987~88年度 東分区代理 井 上 俊 雄
1995~96年度 東分区代理 牧 野 昭次郎
2002~03年度 東分区ガバナー補佐 古 宮 誠 一
2009~10年度 東分区ガバナー補佐 大 森 幹 彦
 
 
 

ロータリーは 不思議な存在

第358地区 神守源一郎ガバナー (東京東RC)


 ホームクラブの東京東クラブは9年前に創立されたクラブであるが、ガバナーは戦前新京クラブのメンバーであった から、ロータリー歴は通算12年に及ぶベテランである。

 “この12年間1度も欠席したことがないのが自慢の一つ、しかし「出席の目的は記録を作るためのものではなく真の ロータリアンを造ることにある」ということになると、さてどういうことになりますかね”と顔をなでられた。

 “平素は奥深い社長室に鎮座している人が例会ともなるとタスキなんか掛けて受付に控え、お手々つないで調子 はずれにソングをうたっている場面なんぞ、若い社員にはとても見せられない図ですよ、それでいてイソイソやって いる、ロータリーというものは不思議な存在ですねえ” と云われるが、12年間無欠席のところを見ると、ガバナーも ロータリーのこの不思議な魅力にとりつかれているようだ。

「調子はずれの歌」と云われたが、これはガバナーにはあてはまらないらしい。
 会社では自らコーラス部を創設されて、ベースを受持ち、若い社員と一緒にコーラスされているということだから その喉のほどは推して知るべしというもの。
 歌をうたわれるのは会社だけでなく、家庭へお帰りになっても夕食後ご家族と一緒に賛美歌などを合唱されるのを 楽しみにしているとのこと。

 同席された次女の智甫子さん、三女の信子さんに「お父様についてどう思っていられますか」とおたずねしたら、 “少しワンマンだけど大変理解があります”と云われた。ところがこれを聴いておられた静子夫人が“ワンマンだなんて、 そんなことありませんよ”とはっきり打消された。御夫人には絶対の信用があるようである。

 この円満で爽やかな家庭の雰囲気はガバナーの人柄の反映でしょうか、そういえばガバナーにはどこか青年のような 爽やかさが感じられる。

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こわくないガバナー

第358地区 佐々木秀一ガバナー (東京東RC)


東京東RC 神守源一郎

 ガバナーといえば、まず「こわい」というイメージが先に立つ、ところが今度の佐々木ガバナーは「こわくない ガバナー」だという専らの評判だ、これは何も佐々木さんが、権威がないとか甘いとかいう意味ではない、陽気で 明るく、神経質に人を叱ったり、おごそかに垂訓したりするような人でないということから来ているのであろう。 今年なら、クラブの会長や幹事になってもよいと、いつもなら尻込みする人達が、自分から進んで出てきたという 話しがあるのも、このガバナーのときにお役をすませておこうと思ってのことらしい。

 大正2年の生まれ、遠くご先祖は、京都のやんごとない公卿さんの出とかきくが、それらしいみやびやかさもさる ことながら、神田明神の氏子総代として、神田祭のときなど、お祭りの先頭に立って群がる人込みの中を歩いて行く 下町の庶民性も多分に持ち合わせている。それもその筈、花のお江戸は日本橋生まれのチャキチャキの下町っ子、勇 み肌で威勢のいいセリフが、ポンポン飛び出してくるイナセなアニさんでもある。 4才にして佐々木ガラスの役員 、慶応大学では、専ら水球のキャップなどしている内に卒業、そのまま社長、他人のメシどころか、人に使われた 経験皆無という恵まれた環境の中で育ったが、これがまた包容力豊かな生まれながらにして持っていた人の頭梁た るの才能を一層に磨き上げたことも云えるのである。

 この人を語るとき、まず云わなければいけないものに、何とも情に篤い人だということである。信じられない位 お母さんに孝行、奥さんにはやさしく、弟達にはいい兄貴、2人の息子には全く目がないという情のこまやかさ、家 族円満だなんてお座なりのものではない、全く駘蕩たる一体ムードが漲っている。先輩はまず必ずこれを立てる折 目の正しさがあり、後輩は親身になってこれを引立てる情誼の深さがある。この無類の人情味は、自分の会社に於 いても、その属する団体に於いても同じである。 「彼等の憂いに彼は泣き、彼等の喜びに彼は舞う」のである。  「万人に敵なし」という言葉は、こういう人のためにあるのかと思われる。

 こうした若く元気で陽気で包容力の大きな、しかもこまやかに行き届いた神経と鋭い感覚を持っている佐々木さん を、今度伝統あるわが358地区ガバナーとして迎えることが出来たのは、何ともたのもしく又心うれしい次第で、少 しマンネリ化したロータリー界に、一大新風を吹き込み得るとひそかに期待している一人である。

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天馬空をゆく

第358地区 佐藤 千寿ガバナー (東京東RC)


東京東RC 神守源一郎

 砂漠の果てに、新しい星が妖しくまたたいたのを見て、東方の博士たちは、救い主がここに誕生したと告げたそうだ が、今度、東京東RCの上に輝く新しい星は、日本のロータリーにとって、何を意味するのであろうか、われわれは、 大きな期待をかけているのである。 この新しい星の名は佐藤千寿、きらめく金の星である。彼は実に万巻の本を読む 、筆力雄勁にして彫りの深いこと、毎号われらの「友」の「著者紹介」に、その抜群さを示している。弁舌亦爽かにし て滔々懸河、若さと学に任せて息もつかせず押しまくる。まことに迫力ある武者ぶりではある。

 彼は心にひろい自由を愛し、野にやさしい浪漫を愛す。しかして又大いに酒を愛す。「留連す百壷の酒、良宵宜しく しばらく談ずべし」で酔えば必ず、朗々と漢詩を詠誦する。さすがは天下漢学の大本山、塩谷温先生の女婿だけのこと はある。

 佐藤千寿といえば、世にかくれもない第一級の古陶鑑賞家として、又その大蒐集家として、日本的に余りにも高名、 未だ若いというのに、やきものの尻を撫でては、ホンノリと掌に伝わるぬくもりに、ひとときの侘びを楽しむ茶人でも あるが、談、一度ロータリーのことに相なるや、俄然、熱気をはらんでくる。

 ロータリーのことなら、何をきいても知らぬということはない、それに、そんな手続的な問題より、更に昇華してモ ット根元的な、ロータリーの精神とは一体何か、ロータリーの理想はいかにあるべきか、をいつも深く思索してやまな い。いわば「秋立つや一升耿々の志」といった、いちずな求真の心が、この人のロータリーに対する次元を、更に高か らしめているのである。

ただこの理想の追求が、時に熱心の余り、ツイツイ気負い立つ格好になることがあるというのが、この人の唯一のアキ レス腱であるが、ここは一つ晶子ばりに「君逸りたもうことなかれ」といいたいところ、「春風や闘志いただきて丘に 立つ」テイの風趣がほしいところだ。

 ともかく、日本のロータリーも今や曲り角に立っていると、一部に取沙汰されている秋に当って、こんな高邁果断な ガバナーが誕生してきたことは、大きく言って、日本のロータリーにとって、正に千載に一遇の倖せというべきでなか ろうかと、ひそかに考えている次第である。

「諸君、脱帽したまえ、天才が現れた!」

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待望の出陣

第258地区 川口 隆三ガバナー (東京東RC)


東京東RC 佐々木秀一

 20代の若さでロータリー会員となり、30年のキャリアを持ち、しかも昭和生まれとして東京地区では最初のガバナー に選出された川口君のご就任こそ、私たちの待望の出陣と思います。

 川口君は、27歳で創業者であられた父上を失われ、2代目社長になられるとまもなく東京東ロータリークラブの会員に 推され、入会後5年目にして早くも幹事に就任されました。当時東クラブは創立8年目を迎えたばかりの若いクラブで、 基礎づくりと成長に格段のご努力をいただきました。

 以来、各委員長、会長、分区代理、地区委員と活動の分野を拡大され、早くよりガバナーとしての出陣を期待されて 参りましたが、同君は若年の故をもって謙虚にお引受けにならずに今日を迎えたのが実情でございます。

 川口君は社会人として経営者として、家業である現ロンシール工業株式会社をはじめ、そのグループを一流企業に育 てられたバイタリティーある経営活動をなされるとともに、東京商工会議所の常議員として、財界でも活躍されており ます。また3期にわたり東京都労働委員会の使用者側委員をつとめられ、高い信頼を得ており、今後の活躍が期待され ております。

 なお、この多方面にご活躍の川口君も幸いに美喜子夫人のロータリーに対する格別のご理解と、同君の親友大谷米一 君の強力なお力添えを得て今回の就任を迎えることができました。

 今後のロータリーに新風を期待して、心からご活躍をお祈り申し上げます。

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頼りになる触媒

第2580地区 牧野昭次郎ガバナー(東京東RC)


東京東RC 佐藤 千壽

 東京東RCから5人目のガバナーとして、待望の牧野昭次郎君登板である。東京で現役の会社首脳から、これはと思う 人をガバナーに選ぶのは至難の業なのだが、久しぶりに、わがクラブから国際的に大手を振って通る実業人を迎えるこ とができて、皆喜んでいる。

 ロータリーは、本来現役実業人の集まりなのだ。しかも国際的団体なのだから、その双方の資質を備えていなければ ならぬ。その点でも牧野君の国際的実業人としての資質と実績は申し分ない―――慶応義塾大学卒業後、米国の会社に 入社し、オレゴン大学大学院に、続いてスイスに留学して国際経済学を学んだ。歴任した4つの会社も皆アメリカの一流 企業で、そうした会社の本社副社長・在日代表を務め、一年中太平洋を股に掛けて行き来する生活だった。そんな実績 を高く買われて在日米国商工会議所副会頭にも推され、また6年以上も日本の行政改革委員会の有力メンバーとして、 日本の規制緩和、国際標準化に取組んできた。

 余談だが、早智夫人は東京東クラブ初期の会員・廣瀬治郎氏のお嬢さんであり、廣瀬氏も、ずっと米国系会社の役員 だった。また廣瀬夫人は藤山愛一郎と兄妹で、大正、昭和にかけての財界大御所藤山雷太の娘だから、早智さんは雷太 の孫、愛一郎のめいに当たる。ここにも財界貢献・日米友好促進という因縁がある。

 化学反応になくてはならない役割に触媒があるが、牧野君自身も自任しているように、異文化の融合に牧野君は触媒 として極めて高い実績を示してきた。ガバナーの重要な任務もまた触媒である―――ただ最後に老婆心ながら申し添え れば、触媒には化学反応を促進する正触媒と、これを適度に抑制する負触媒がある。膨張拡大した21世紀のロータリー においては、価値観の対立もまた一層激しくなるだろう。正触媒ばかりが能ではない。時には負触媒としての役割も忘 れぬようお願いいたしたい。

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橋を夢みる男

第2580地区 古宮 誠一ガバナー (東京東RC)


東京東RC 佐藤 千壽

 創立50周年を迎えた東京東RCから6人目のガバナーとして登場する古宮君―――「おめでとう」と言う前に、まず 「ご苦労さん」と申し上げたい。母体クラブとしては50年祝賀に花を添えてくれる慶事だが、ご本人にすれば大変な重 荷だろう。なぜなら生誕100年を迎えて、これから次の100年に向け出発するロータリーの、スタートを切る一番走者だ からである。しかもその走路は決して平坦ではない。難しい問題が山積みしている。それは、国際ロータリーばかりで はない。地区も、またそれ以上に、分区もクラブも同じだから・・・・・。亡き父上も当クラブの会員だったが、古宮君自身 が先代に劣らず生真面目な性格だから、なおさら荷が重いだろう。今の世の人が範とすべき貴重な真面目人間である。 しかし人生行路、几帳面すぎるのも健康に良くない。殊に激務のガバナーともなればそうだろう。

 小宮家は江戸時代から続く名門で、代々、煙管の製造販売を業としてきた。そして現在、日本の貴金属商御三家の一 翼を担うようになったのだが、健康のためにもたまにはきせるする方がいいかもしれぬ。ただし、偽物のラオをすげて はいけない。伝統的な本物の竹のラオで頼む。

 古宮君の趣味の一つが、世界中の名高い橋を探訪することで、いろいろ随筆も書いている。ガバナーの仕事は人と人 との間に橋を懸けることだから、君の趣味にぴたり合う。趣味を生かす絶好の機会だ。さあ、みんなで一緒に美しい橋 の夢を見よう。

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